まずは、万物の声とは。
「空白の100年に何が起きたのかを知ってるの!?」「ロジャーはなぜあの文字を操れたの・・・・・!?」
と問いかけて、そのあとのレイリーの言葉。
「ロジャーはあの文字を解読できたわけじゃない」
「あいつはな・・・”万物”の声を聞けた・・・それだけの事・・・」
というくだりがあった。
おそらく作中で出てきたのはこの部分だけだろう。
その後、万物の声を聞けっぽい描写が何度か挟まれる。
ひとつめ
#648話
魚人島でのホーディとの勝負が終わったあと、ノアを運ぶ海王類たちが会話する。
「あの帽子の人間、ぼく達の声に気づいたよ。」
「ちょっと前にもこんな事があった」
のあとに、ロジャーのコマが入る。
ふたつめ
おでんを載せたオーロジャクソン号はゾウへ寄港する。その際におでんが
「なんだか心が落ちつかねェ・・・・!!」
と言い、ロジャーも
と言い、ロジャーも
「わかるぞおでん・・・」
と答える。
「何だかよ・・・・巨大な何かにずっと見られてる様な・・」
と続く。
ちなみに、モモの助もこのクジラの樹の場所では、
「大きな”声”が聞こえる」と言う。
そして、錦えもんに「体質がおでん様に似ております」と言われる。
このときのルフィは一緒にいるが、そのような様子はない。
「万物の声」に関わりそうなシーンは、以上である。
考察
ここからは私の考察。
まずはレイリーの場面。
ここでは、
「古代文字が読めるの?」に対して、「万物の声を聞けただけだ」と返しているが、
実際には古代文字が読み書きできたのは、おでんがいたからである。#966話参照
なのでこのやりとりは、レイリーが嘘をついたことになる。
メタ的に見れば、読者をミスリードさせるための表現で、
読者に対して真実を隠すための表現であり、レイリーなりの粋な表現であったと考える。
この時点で、ロジャーは万物の声は聞けない、と言っても過言ではない。
したがって、
魚人島のくだり、ゾウのくだりで声が聞こえたことは、
万物の声をきけたというロジャーの特殊さではないと考える。
まずは魚人島について。
これは明らかに海王類が話していた。
よって、万物の声というよりは、海王類の声が聞けたのである。
海王類の声を聞くためには、もしかすると見分色の覇気を極めることで聞くことができるのかもしれない。
次にゾウについて。
ここで聞こえた声、および見られていたという巨大なものの正体はおそらく象主(ズニーシャ)だろう。その後に、モモの助には念波?で言葉を伝えており、この声はルフィにも聞こえている。
#821話
ここでは「キィィーン」という効果音までついている。
さらにワノ国編の終盤において、モモの助と象主は念波?で会話もしている。 #1050話
さて、
この「キィィーン」という効果音は、他にも見ることができるのをご存じだろうか。
そう。シャンクスの覇気だ。
#1055話
しかもここでは明らかに「覇王色の覇気」と描かれている。
したがって、覇気はキィィンという表現がされるということが確定する。
また、#1015話 では、ルフィがカイドウに二度目の敗北をし海に落ちるが、モモの助とポーラータング号(トラファルガー・ローの船)に向けて声を飛ばしている描写もある。
つまり。
覇気は声を飛ばせるのだ。
そして、能力者ではなかったロジャーが海賊王になった理由は、”覇気だけがすべてを凌駕する”世界で、圧倒的に強い覇気を持っていたからに違いない。
つまり、覇気で海王類や象主の声を聞くことができたのだろう。
モモの助とおでんが象主の声を聞けたのは、また別の理由があるかもしれないとは思うが、
ロジャーとルフィが海王類や象主の声を聞けたのは、圧倒的な覇気、覇王色の覇気からだと推測する。
おまけ。
#597話 にて、ルフィがレイリーに覇気の稽古をつけてもらう際、
「君は資質が強い」と言われており、十分にロジャー級まで成長する可能性がある。
#894話 にて、レイリーから
「同じ「見聞色」でもお前は生き物の感情を感じ取る力に長けている様だ」
と言われており、海王類や象主の声が聞こえやすいという伏線にはなっている。
結論
「万物の声」というものはなく、
ロジャーおよびルフィが色々な生物の声を聞けるのは、
覇王色の覇気を持つものが、覇気を極めた際に聞こえる、見分色の覇気のことである。
と結論付けたい。
以上。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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